2020-03-21 2作目 『水車館の殺人』を読んで。 現在と一年前の話を交互に進めることによって物語が展開する変わった作品。登場人物の多さから少し混乱してしまったが、それでもすっかり騙されてしまった。途中で真犯人を予想できたが、最後はどんでん返しでいい裏切りにあい非常に面白かったし、真犯人が分かったことより藤沼一成が残した「幻影群像」がどんな絵なのかを最後に明らかにされたところで終わったのが、ホラーな感じで怖かった。